夏の日
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何が嫌かって、ガス欠ほど嫌なものは、そうはありません。
まあ、新しいクルマに乗ってるとガス欠になる人も少ないと思うけど、経験ありますか?
私は何度もあります。自慢じゃないけど。
911に乗っていた頃が一番多かったかな。燃料計が壊れてたからな。
クルマをGSまで押していったり、
オイル缶(ガス欠対策にクルマに常備)に4リットルだけ売ってもらったり・・・。
それはそれで、馬鹿馬鹿しくも間抜けな青春の一頁だったりする訳で、
なにしろGSが近くにあればどうってことはないんだよね。
クルマにはよくないし、いい歳してやってたらかなり恥ずかしいけど。(笑)
さて最近のクルマにはオンボードコンピュータというモノがついていたりする。
平均燃費や、平均速度なんかを計算してくれる。
で、現在の燃料であと何キロ走れるかとかも表示してくれるのだ。
便利な世の中だ。
三連休の初日になった昨日(7/15)。東京は酷い渋滞だった。
燃料の警告灯がつき、とりあえずオンボードコンピュータの表示を走行可能距離に切り替える。
MINIは「5km」単位だったがA3は「10km」単位だ。
吉祥寺に行こうとしていた私は渋滞の笹目通りをさけ、裏通りを南下して青梅街道に出る。
が、青梅街道も渋滞気味で女子大通りも酷いものだ。
で、気にはなっていたのだが、裏道から青梅街道、女子大通りと全然GSがない。
女子大通りに入ったあたりでついにOBCの表示は「0km」になった。
こうなると俄然不安になる。
クルマはまったく流れない。
女子大通りにはGSはないはず。
吉祥寺通りを左に曲がっても、たしかGSはない。
五日市街道に出なければダメか・・・?
そうは言っても女子大通りでこの有様では吉祥寺通りが動いている訳がない。
確か燃料の警告灯がつくのは残り7リッターになったとき。
そこからの走行距離と、現状の燃費からまだ走れるだろう距離を計算する。
「いくらなんでも、まだ5kmくらいは走れるよなぁ・・・」
アタマではそう思っても、外は渋滞真っ只中である。
ど-したもんか・・・。
気休めにエアコンを止め、窓を全開する。
こーすけは大喜びだ。
夏の東京でエアコンなしで窓全開・・・。
なんとも懐かしい体験である。
あー。まあ、こーゆーのも悪くはないかな、
などとガソリンを入れてから思った。
バイクの方は燃料計がついてないモデルばかり乗ってきたので、つい最近までしょっちゅうやってたよ。(XL883になってからはまだない。)ま、押してっても車ほどのダメージはないけどね。街中ならね。
いや、最近ガソリン高いじゃん。めちゃくちゃ。
それで、ついついパスしちゃったんだよね。
結局、吉祥寺通り北上して青梅街道に戻っちゃったよ。