バカはツライ。
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もちろん、年末で慌ただしい状況に置かれてはいる。
が、本来の仕事はあまりないのだ。
何ゆえ慌ただしいかといえば、もっと根本的な問題で混乱中なのだ。
ま、ひとつの指針を決めたので、今は少し落ち着いている。
いずれ、こういったことも、なんの事なのか書こうとは思っているが、
今はまだ、冷静に笑い話にできる状況ではないのでこの辺にしておこう。
さて、バカである。
ホントに歳をとるというのは辛いものがある。
バカになるとはどういうことか。
例えば、私は本の虫である。
冗談ではなく、暇があえれば本を読んでいるようなタイプの人間だ。
通勤電車の乗り換えでも駅の階段を本を読みながら昇降するような
迷惑かつ危険なヤツだ。
で、朝、通勤時に読んでいた本の中身を昼休みに憶えていないのだ。
もちろん、本を開いて少し文字を追えば思い出しはする。
あるいは面白かった、と思った短編集。
4編収録されていた話の1本を思い出せない。
それも「昨日読んだ短編集」の話だ。
もちろん、いろんな悩みや問題を抱えて読書などしても頭に入らない、
ということはあるだろう。
が、それで済む問題か?
若い頃は圧倒的な記憶力を誇っていたものだ。
人の名前も忘れたりしなかった。
今、はっきりと重大な人生の岐路に立っている自分がある。
これは本当の話だ。
絶対の自信があった己の頭脳に対する不安は決定力も鈍らせる。
まあ、一応、自分の中で結論は出ているはずだったのだが、
日々の状況の変化は、また、私を翻弄するのだった。
あー。どうしたもんかな。